KIYAKIについて

KIYAKIが薪を使用しない理由とは?ペレットとどう変わる?

KIYAKI 薪

KIYAKIは加熱するための燃料として、木質ペレットを使用します。通常のピザ窯ですと、薪あるいはガスを使用するというのが一般的となりますが、あえて木質ペレットのみの使用としている理由があるのです。燃料は料理の仕上がりにも影響する、重要なポイントとなります。そこで今回は、KIYAKIが薪を使用しない理由について、薪の特徴や種類などをご紹介いたします。

1. 薪とは

薪というのは、木材の廃材を棒状に加工した燃料として使用されるもののことです。基本的には木材を棒状に切り出すだけではありますが、伐採した直後の木材は水分を多く含んでいます。そのままではススが出やすいなど、燃料としては不完全な状態となるのです。そのため伐採後に加工をしたうえで、ある程度乾燥させて使用されることになります。

燃料として使用されるものではありますが、火種としての効果は薄いので、薪に対していきなり着火することは基本的にありません。小枝などを火種としたうえで、十分に火がついた状態になってはじめて、その火を長持ちさせるために薪をくべて燃焼させることになるのです。燃料としてのエネルギー効率という面では、ほかの燃料と比較するとそれほどよいものではないかもしれません。しかしだれにでも入手しやすいことから、かなり昔からポピュラーな燃料として身近に存在してきました。

その昔から風呂釜や暖炉・蒸気機関車の燃料として、非常に多く利用されてきました。現代ではガスなどが一般的ではありますが、いまだに潰えることなく使用され続けています。しかし消費量が廃材の量を上回るケースも多く、薪を作成するために森林伐採が行われるなど、環境破壊という点においては問題とされている側面もあります。

2. 薪の種類

木材を棒状に加工するだけである薪ですが、意外にもさまざまな種類があることをご存知でしょうか。元となる木の性質によって、薪の状態でも異なる特徴となるのです。その声質を把握したうえで使いわけをすれば、より燃料として効率的に使用できることでしょう。

2-1. 針葉樹系

スギやヒノキ・マツなどが、針葉樹系となります。油分を多く含んでいるため基本的に火がつきやすく、割れやすいものなどもあるので、焚きつけ材として非常に向いていることが特徴です。たき火やアウトドアでの料理の際に使用するなど、早く火をおこす必要があるものに対して、とくにその効果を発揮することでしょう。

2-2. 広葉樹系

ナラやクヌギ、カシなどが広葉樹系となります。最大の特徴としては、火持ちのよさがあげられます。暖炉や薪ストーブのように、いつまでも絶やさずに一定以上の火力を維持し続ける必要があるものであれば、非常に向いているといえるでしょう。そのほかにもピザ窯のように、常に高い温度を維持し続ける調理器具に対してもおすすめです。とくにカシに関しては、圧倒的な火力と火持ちがあるため、薪の王様と呼ばれるほどとなっています。

3. 薪を使うデメリット

非常に昔から燃料として親しまれてきた薪は、入手しやすいなどのメリットだけでなく、デメリットに関しても存在しています。

3-1. 一定の温度を保つのが難しい

薪はガスコンロのように、目盛りを調整するだけで火力を保つことはできません。火力を増すことは簡単にできますが、一定に保つためには薪を投入するタイミングや量などが重要となり、ある程度の経験や技術が求められてしまうのです。

3-2. 定期的に補給しなければならない

一度火がついたとしても、そのままの状態では次第に薪が燃えていき、最終的に灰しか残りません。火がついた状態を保ち続けるためには、定期的に薪を追加する必要があるのです。追加のタイミングもそれなりにシビアのため、早すぎると火力が一気にあがり、遅すぎると追加した薪に火が移る前に消えてしまう可能性があります。

3-3. 燃費があまり良くない

入手しやすいという部分が魅力である薪ですが、その代わり燃費効率はそれほど高くありません。ほかの燃料と比較した場合、最もコストが掛かってしまうことでしょう。そのため長期的に常に使用するというケースにおいては、コストが大きな負担となる恐れがあります。

3-4. 火力が安定するまでに時間がかかる

着火してからある程度の火力になるまでに、気温などによっても変化はしますが、おおよそ60分以上はかかります。そのためアウトドアで料理をする際には、十分に加熱できる状態になるまで待たなければならないなど、時間がかかってしまうのです。

4. 薪と木質ペレットの違い

KIYAKIでは、木質ペレットを燃料として使用します。木材を加工しているという点は共通しているものの、形状やサイズなどは大きく異なります。代表的な違いは以下の通りです。

4-1. 形状

薪は30~50センチメートルほどのサイズで、形は棒状となります。一方で木質ペレットに関しては、40ミリメートル前後という非常に小さなサイズで円柱形です。そのため保管スペースや持ち運びの際の手間などが、大きく異なることでしょう。

4-2. 燃費効率

薪に比べて木質ペレットは、コストパフォーマンスに優れています。おおよそ1キログラムで1時間燃焼させられるため、約一束必要となる薪よりは燃費効率はよいといっても、過言ではないでしょう。燃費効率がよいことは、燃焼後に発生する灰などの量も少なくて済むというになりますので、掃除の手間にも影響します。

4-3. 煙の有無

木質ペレットは、基本的に煙を出しません。KIYAKIで使用した場合でも、発生する煙は食材から発生するものがメインとなります。そのため燃焼させることでかならず煙が発生する薪に比べると、周囲への影響も大きく異なるでしょう。

5. まとめ

薪は古くから使用されてきた燃料のため、優れている部分は数多くあります。しかし木質ペレットはそれを凌駕するほどのメリットを持ちあわせているのです。そのためKIYAKIでは、燃料として木質ペレットを採用しています。燃費効率が高く、それでいて薪と同じかそれ以上の火力を誇り、ピッツァなどの調理はお手の物です。薪もよいものですが、これからの時代は総合的に考えると、KIYAKIがベストといえることでしょう。まずは資料請求から、お気軽にお申し込みください。